ひーろ。 比呂と遊んだ。ちょっとだけ。 三連休、あんまりゆっくり会えなかったな・・。一日がかりでとか・・・・。 今日は午前中がバスケ部レギュラーの試合があって 俺は応援に行ってきた。比呂も麦もかっこよかったよー。 市の主催のやつでさ、けっこう重要な試合だったりするんだけど 優勝して、麦はＭＶＰ。二年連続だよ。すっごいよね。 バレンタインが近いから、麦は既に他校の女子マネとかから すごい沢山ちょこもらってた。 比呂に渡しに来た人も沢山いたんだけど、全部ちゃんと断ってた。 『義理でももらえない。ごめん。』って。 ・・前に他校マネにやきもち焼いて、別れ話にまで発展しちゃったことあったから そういうのを考えて、断ってくれたのかなあ・・・・。ごめんな。 でも、今日断ったことで、噂広まれば当日にチョコ渡しに来る女も減るよね。 去年みたいに、とんでもない人数のチョコを断るの大変だもんね・・。 俺のせいで、どんどんモテなくなっちゃうね。ごめんね。 1時すぎに大会が終わって、そのあと麦と飯を食いにいった。 比呂は2時からバイトだったから、飯あと部活ジャージにダウンきて 店に向かっていった。 俺は特に何もなく。しいていえば、家の片付け。 最近、散らかしてたからさ、掃除でもしようかなーってさ・・。 俺、きっちりしてないと嫌なのね。汚れてんのが嫌なんだ。 時間通りに動かないと嫌だったり、そういうとこあんの。 マンガは必ず一巻から順番に置く。制服は脱いだらすぐハンガー。 すっげー、まんまでしょ。よく言われる でもね。比呂と付き合い始めてから、それがかわってきてさ。 相変わらず散らかってんのはいやだけど・・ 時間の使い方は臨機応変になれたかな。 2人で時間をやりくりしないと、あえないからさ・・。 だから・・・・うん。 で、比呂の夕飯休憩のときにデートした。飯デート。 『なんか・・会うたび飯食ってるよな。今日。』とかいって比呂が笑うから 『新婚さんみたいだよね。飯だけは一緒に的な。』って俺はいった。 一瞬、箸が止まった比呂は、うつむいたまま、ふふってわらって 『あー・・そうかもねー』っていう。のんびり頬張る飯が美味いや。 比呂と一緒に食う飯が一番美味い。 あー、ちゃんと食べてるな。栄養とってるなって確認できるし。 ご飯食べて、それだけで、休憩時間が終わっちゃって 飯屋の前で、名残惜しく比呂をみつめる。 もう、軽く100回は越したよな。デートのあとのさよなら。 慣れないなー。やっぱ。ずっとみていたいよ。比呂の優しい目を。 『一人で帰れるかー。那央。』 比呂が言うから、腕にかるくぱんちしてやった。 『帰れるやい。ばっかにすんな。』 ははって笑って比呂を見たら、比呂は笑ってなくて 『・・・ひろ？』 って俺がいったら、やっと比呂がふふってわらった。 『ん？なに？』 なに？じゃないよ。比呂がぼんやり俺を見てたから お前の名前を呼んだだけだよ。 比呂は視線を俺から外すと、ふいーと溜息をひとつついて 『じゃ、仕事戻るわ。また明日な。』といって、 俺の膝に軽くけりを入れた。 『お前、家に着いたらメール入れろよ。』 言いながら走っていく比呂。 家に着いたらすぐにメールした。 ＜無事帰りました。飯美味かったねー。ピース。 証拠写真（俺の満面の笑みピースイン自部屋）付で。 そしたらすぐに返事が来た。 ＜はいよー。また行こうなーあの店。 比呂も写真つけてくれてあって、秋山さんのあくびの隠し撮りだった。 一人で爆笑して、一人でベッドに寝転んで、比呂を思った。 ほらね、結局、今日も比呂が大好きだった。 明日から学校だ。 小沢もこれるみたいだし、また賑やかな日々が来る。 楽しみだなー。俺、学校大好き。 2008/02/11(月) 22:19:55
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