うわああああああ


信じらんね。


学校じゃしないって言ったのに!




昨日の昼休み、珍しく弱気モードになってた比呂を慰めて
放課後は一緒に遊んで、久々にプリクラとったりした。
その場で意気投合した他校の奴らと一緒にとったプリクラを
俺が持ち帰っちゃったから、今日半分比呂にあげようと思って
うきうきしながら学校にいくと、教室前でいきなり比呂に腕をツカまれた。

『来て。』
『は?』
『あ、おはよ。』
『おはよ・・・ううっ?』

比呂は俺の腕を掴んで、音楽室の前に連れて行く。
なになに?!どうしたのって思ったら、俺の顔を見ていきなりいう。

『お前、今日どこの道を通ってきた?』
『え?・・あ・・・、おぎやんちサニマ寄ってきたから、そっちコース。』
『・・はあ〜・・よかった〜・・・。』

比呂がその場にへたり込むから、なんだろうって思って俺もしゃがみこむ。

『どうしたの?』
『それがさ・・。』
がさがさとポケットをあさって、そんで俺に何かを差し出す




・・・・?!!こ・・これは・・・



今度産むというアレじゃないですか!




『どーーしたのこれっ!』
思わず顔面真っ赤になりつつ、すっとんきょーな声できく俺。
『知らねえよ・・・なんかもらったんだよ。』
そういって比呂がそいつを覗き込み
『穴開けてあんじゃねーだろーなー。』
とか、頭痛くなりそうなことをいっている。
『そういう問題じゃないよ!なんでもらったの!こんな朝っぱらから!』
『だから駅前で配ってたの!俺自転車で通り過ぎようとしたら、カゴにぽいって入れられたの!』
『・・しんじらんない・・。』
『だろ?すげえだろ?どんな動体視力してんだよあの人。』

だからそういう問題じゃねえっつの。

比呂は更にポケットに手を突っ込んで、色違いで更に4個も出してきた。
『・・・こんのひろの・・・すーぱーイリュージョン・・』
『実際さむすぎるだろう・・』
『お・・・俺だって別に拝み倒してもらったわけじゃなっ・・』
『・・・・・。』

『・・・・・・・・欲しい?』



『いらんっ!!!』




つけんのは、比呂の仕事だもんよ。

そのあと比呂は落ち着いたのか、俺と一緒に教室に戻った。
その避妊具の色合いが戦闘モノのようだと言いながら比呂が笑う。

俺はもう、どきどきしちゃってたまらなかったよ。
そんなの見せられたら、したくなっちゃうじゃん。



・・・みたいな感じで、悶々としながら、午前の授業を無事終了。
あー飯だー・・と思いながら、だるそうに教科書片付けてたら、比呂が俺のとこに来て、
『ボイラー室で飯食おう。』と超低音ボイスで俺に言う。そんで無理やり俺を引っ張ってくの。

ボイラー室・・・・


飯食うような場所じゃねえだろ!



比呂が何考えてんのかわかんないけど、
昨日の昼間、あんだけ落ち込んでたし、だから甘えたいのかな・と思って,
俺は黙ってついていった。

今日は静岡はしとしと雨。結構寒い。風も強め。
ボイラー室の奥のほうに行ったら、すっごい音だけどあたたかかった。
段ボールが置いてあったから、そこに飲み物と弁当をおく。
するといきなり比呂が俺を抱きしめた。


『ごめん。したい。』


・・・・・。



え?


何をですか?






俺がハニワ顔で、比呂を見ると、比呂はもう全然ときめきモードで、俺にちゅっちゅしてくる。
ちょちょちょちょちょ・・・ちょっとまってだってここ学校だよ?でももう駄目、俺無抵抗。
だって、比呂にちゅうされちゃったら、もう腰砕けだもん。
ぼんやりしながら舌を追いかけてたら、あっという間に上着脱がされてて、
無い胸を触られてキュンとくる。比呂の首にぎゅっと抱きつく。
比呂は俺をぐっと抱き上げるとそばにあったマットの上に俺を寝かせた。

ああ・・・。王子様。

俺も一応男だから、かなり体重重いんだけど、軽々抱き上げちゃうんだもん。
もー俺骨抜き。
午前中ずっと、なんかもやもやしてたから、俺もなんか大胆になっちゃって
寝かされてすぐに比呂の腰のほうに手を伸ばして、服の上から擦っちゃった。
『ん。』
って耳元で比呂がいう。



か・・かわいい・・・・・。


騒音すごいとこだから、感じるままに喘げてうれしい。
比呂の耳元で何度も俺はスキ好き言いまくっていて

そしたら、比呂が入ってきた。
俺が男だからなんだろうけど、すっごい優しく挿れてくれる。
やっぱちょっと痛いけど、そりゃ比呂の大きいし、しょうがないと思う。
してるうちに、その痛いのが、たまんなく気持ちよくなってくるんだけど。

んで。

比呂がゆっくり動き出して、もう俺夢中で、どうしようもなくて
ハアハア言いまくっていたら、ボイラーが急にがたんと止まったんだ。

すげえ音がした後止まったから、俺ビックリしたんだけど、
比呂は全然余裕だった。
定期的にとまる仕組みになってるんだって。

『すぐ動き出すよ。そしたらうるさくなるけど・・。』
はあはあしながら比呂が言う・・。
ボイラーが止まっても、他の機械とかが動いてるから
騒々しいのは変わりない・・でも・・・自分の声がさっきより通る。
それがすごく恥ずかしい・・・
でも勝手に声が出てきちゃって、俺、頭がいっちゃって
声がすごく大きくなっちゃったんだ。

そしたら比呂に、口ふさがれた。
ちゅうとかじゃなくて、右手の方で。
そんでそのまま、どんどん突き動かされる。
なんかすげえ・・すげえどきどきとして・・・

そしたらガタンってでかい音がして、ボイラーの機械が動き出した。
比呂の手が俺の口から離れて
俺は比呂に髪をかき乱されながら、沢山沢山口づけをされた。






さて。




昼休み丸々、そんなことをしてしまった為、
飯をくいっぱぐれた俺らだったのだけど、
たまたま午後授業は、自習だったんで教室でぽけーっと
飯を食えた。


腰に甘い痛みが残る。
比呂は白シャツを脱いで、上だけジャージを着ている。
さっきやってるときに、俺がマットの上ですげえ暴れちゃったから
比呂は何気にかばってくれてたんだ。コンクリの壁に俺が
頭ぶつけないように。
だからシャツが汚れちゃってさ・・着替えてくれたみたいなんだけど
なんかそれが余計にさあ・・・ヤった思い出よみがえらせちゃって
部活ないから、俺もう家に帰ってきたんだけども、
店まで押しかけてバイト中の比呂に、もう一回やってコール
しそうな勢いなんだ。

あーでもどうか・・それだけは!!


それにしても・・・強引な比呂もいいな・・・・。
なんか比呂って、すごい安定してる感じに見えるけど、
弱気になったり、エッチになったり、優しくなったり、すげえ魅力的。





・・階下から、キュートなあかんぼの泣き声がしますよ。
6日に姉ちゃんが女の子産んで、一昨日退院してきたんだよね。
ちっこいちっこい未羽ちゃんは、どうやら俺のことを好きらしい。
だって、俺がそばにいくと泣き止むんだぜ?

はいはい。まっててくださいよー。いま那央にいが、抱っこしてあげまちゅからねーー!




2007/04/17(火) 17:23:38
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