Date 2006 ・ 05 ・ 21
こ・・こしが・・


なにあの重労働!!



今日からバイトに行き始めた。
比呂がバイトしてるサボテン屋だけど、大女は今日はいなくて、店長さんと3人でやった。

店長さんは秋山さんといって、なかなか感じのいい人だった。
でも最初の30分でバテる俺。だって鉢でもなんでも全部重いんだもん!!

今日は店も忙しくって、開店直後がすげえ混んでいた。
しかも90パーの人がギフトだから、比呂は本当に大変だったと思う。

14時までぶっ通しで働いて、他のバイトが来たら俺だけ先に上がり。
比呂は40分の昼休みとって、17時までやるとかいうからすごい。

陸上やめた分、運動量が減ったから、仕事で体を動かしたいんだって。
弁当買ってきてスタッフルームで食うとか言うから、
俺がコンビニに走っていって、一緒に食うことにしたんだけど、
比呂に頼まれたのは、メロンパンとコーヒーだけで、そんなんで大丈夫か心配してたら
『今は食うより眠りたい』っていって、それらを食ったらさっさと寝ちゃった。

俺の膝枕で・・

なんか、一睡もしてなかったんだって。昨夜女と一緒だったらしく。
そんなの聞いたら、やきもち焼くよ。でも、なんで膝枕なんだ・・。

比呂は固いトコで寝るのが苦手みたい。
つか、顔が当たるトコが柔らかくないといやなんだって。
だから女と寝るのがスキだって言う。
普通の枕でもいいけど、あったかい分、女の体のほうがすきなんだって。

『だからって、おれのひざまくら・・。』
とおれがいうと、比呂はもう半分寝てるような声で
『お前・・俺が寝てるとき・・頭撫でてくれるから』だって。

頭を撫でられるのがスキみたいなんだ。

すうすう眠る比呂を見ていて、俺は結局頭を撫でてしまう。
頬も撫でてしまうし、指だってもてあそんでしまう。

付き合ってるわけじゃないのにね・・。

そんなかんじで、休憩時間のほとんどを昼寝にあてた比呂は、
目覚めも最高良好で、元気に店におりていったよ。

俺は家に帰ってすぐに、まっ昼間から風呂に入った。労働後の風呂は最高だった。
温泉の素とかガッツリいれてたら、ねえちゃんに『おやじ・・』と言われてれたが気にしない。

夕方、塾の特別授業に行って、18時ごろ店の前を通ったら、
比呂がまだ働いているから、あわてて店に入り、事情を聞いた。

『ん?や、べつに。店が混んじゃったから残ってただけ。もう帰るよ。』
比呂が笑う。俺は、腰に貼ってるシップが恥ずかしくって、ロクに比呂のことをみれなかったよ。

ともあれ俺は、バイトを始めた。
初めてのことが多くって、神経使ったりもするけど、比呂がいるからすげえ嬉しい。
明日は晴れたらスポーツテストだ。今日は早く寝て明日に備えよう。

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