Date 2006 ・ 05 ・ 22

体育の王子様

今朝、起きたらすげえ筋肉痛で、自転車こげそうになかったから、
黒髪の子に電話をしたら、俺を迎えに来てくれた。

学校に着いたら先生が、2〜3人で空を眺めてて、
『なんかしたんですか?』って聞くと、『半日持つかな・・。』って先生が言った。

今日はスポーツテストの予定だったんだけど、静岡県下は曇り空で
たまに小雨がぱらつくから、先生判断に苦しんでるようだった。

『2週間も順延してますからね・・。今日は強行しちゃいましょうか。』
『そうですね。半日くらいはもつでしょう。』
『あと一年生だけですからね。やっちゃいましょう。』

そんなやり取りを、ぼーっと見てた比呂は、スポーツテスト開催を知り、
すっげえ満面の笑みになった。

『やった!!これで漢字テスト延期!』
国語の先生の前でうっかり、歓喜の暴言w

というわけで、今日はスポーツテストだった。
筋肉痛の俺のために、比呂が入念にマッサージしてくれて、
そしたら痛みも和らいで、体もちゃんと動くようになった。

俺はテストと名のつくものは、精一杯やらないときがすまない。
とにかくがむしゃらに頑張った。そんな俺が俺は好き。
でも比呂の足元にも及ばなかった。

結果として、比呂は脅威の最高得点で、先生たちが大騒ぎしてる。
問い合わせをしたところどうやら、市内歴代一位の成績らしい。

それにしても・・中学のときもスポーツテストってあったよね。
だけど、こんなにしっかり頑張ったっけ?
全種目全力で頑張ったら、昼飯食う頃には皆ぐっだぐだだったよ・・・。

そんな中、一人元気な紺野比呂。佐伯に勝ったのがよっぽど嬉しいらしく、
疲れて瀕死の小沢のかわりに、パン当番をこなしていたよ。

午後の授業受けて、掃除して、部活やってその後バイトに行くと
例の大女が店に来ていた。
『あら、ピンク。こんにちわ。 』
『・・こんにちわ。』
『愛想がないわね。うちはサービス業なんだから、笑顔でよろしく頼むわよ。』
・・・んなことぐらいわかってるわ。

1時間遅れで比呂がきた。
俺は18時から20時のバイトで、比呂は19時から23時までだ。
ほんと、こいつはよく働く。
比呂からバイトの愚痴なんか、一切聞いたことがないけれど体力的につらくないのかな。
そういやこいつ、学校の授業で寝てるとことか見たことない・・・。

お先に失礼した俺は、帰りにコンビニによって、
夜食を買って、家に着いたら、風呂に入って夜食をたらふく食った。
昨日よりも、疲労感が少ない。よっしゃー。これなら何とか続けられそう。

甘いもの食ったところで、今日の授業の復習だ。
といっても今日は午後授業だけだったんで、塾のプリントも復習しよう。

比呂に電話をしようと思いつつ、そんな気持ちを押さえつけた俺。
たまには距離を置かないと。それにあいつも疲れてるだろうし。

でもでもやっぱ、メールだけ。そう思い俺は携帯を手にした。


『バイトお疲れ!今日はスポーツテストで大活躍だったね!それとさ、今朝は本当にありがと!
明日は一人で行けるから。お礼に今度飯でもおごる(゚∇^*) 』

にまにましながらメール送ったら、そっこうでレスがきて驚く。
どれどれ。どんなお返事かな?


『おやすみ・・( ゚Д゚)ノ』

・・・・

いいのに、無理やり顔文字使わんでも・・
でもそうやって、俺に合わせてくれる比呂のことがやっぱ大好きだ。

さてともうちょい勉強して、幸せな夢を見つつねむろっか。
おやすみ人類。今日もいい一日だったね!


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