Date 2006 ・ 07 ・ 04 本日は委員会でした。 今日は、5時間目が、委員会活動の日だった。 俺と比呂は、全然違う委員会なんで、よって本日は日記もなし! よし。解散! ・・・・・とおもいきや(にやり) 今日はバイトが急に休みになったため、ためしに比呂を誘ったら 『おう。いいよ。飯でも食いに行く?』って、すげえのんきにOKしてくれたんだ。 部活があったから、学校を17時半頃に出て、どこに行こうか考えてたら、 比呂のとこに電話が来た。どうやら相手は女らしい。 俺は、他所を向きながら、耳だけしっかり比呂の話し声にロックオンした。 比呂は、けらけら笑いながら話すと『じゃあまたな。』って電話を切った。 じゃあまたな・・・・?・・・・・ん? 『誰?今の。ナンパした女?』 本妻のように探りを入れる俺。『ああ。ちがう。同中の女子。友達。』比呂が自転車にまたがりながら言う。 『なんだって?告られたの?』必死な俺が、かなり痛々しい。 『違う違う。こないだ漫画貸したから、それを今度家に返しに来るって。』 ・・・そんな親密な女友達いたの?俺は平静を装って、自転車にまたがりペダルに足をかけた。 そして勢いよくこぎだしたら、ガコンっとデカイ音がする。か・・鍵外すの忘れてた。 それを見て比呂が死ぬほど笑った。比呂の笑顔はキュートだったが俺の心の中は暗黒化してた。 そんな俺は、光が丘のデートスポットとして有名な、小洒落たカフェに行こうと比呂にねだった。 比呂は、『はいはい。わっかりました。』といって快く承諾してくれた。 そしてらすげえの。さすが恋人の聖地w 店内の80パー(従業員を除く)ほどが、カップルというすごい空間で、 俺らは思い切りひいたけど、今更あれなんで、とりあえず席に着いた。 メニューを開けて、当店自慢のメニューの項目を目にしたとたんに、思わず仰け反る。 『熱い夜に愛してビーフストロガノフ 1000円(サラダ・コーヒー付)』 ・・・・・絶句 『値段は良心的だけど・・このネーミングが攻撃的だ・・』 『うん。』 ・・・まいった・・・。俺ビーフストロガノフ大好きなんだよ・・・。 食いてえ・・・完膚なきまでにビーフストロガノフを食いてえ・・。 しっかし周囲をカップルに囲まれた状態で 『すみません。僕は、熱い夜に愛してビーフストロガノフで。』 なんて・・・いえねえ・・・・し・・想像するだけで瀕死。 そしたらそんな俺の周囲の空気を一切読んでないような 店員が、スマイル3000万円ぐらいの勢いで注文をとりにきた。 『ユッキー、なににする?』比呂が言う。俺は、思わずメニューの一点を凝視。 すると比呂が、俺の念波を察知してくれたらしく、『ビーフストロガノフ?』といってくれた。 首を死ぬほど縦に振ると、比呂がメニューを指差して店員に 『じゃあ、これをひとつと・・・』という。 おおお・・・。そういう画期的な頼み方があったか!俺は比呂の注文を見守る。 『で、俺はからあげ定食』 ・・・ええーーーー? そんなシンプルなメニューもあるの?・・と思ったら変なネーミングの料理は、ビーフストロガノフだけだった・・・。 ざ・け・ん・なーーーーーーーー!!! ともあれ比呂のおかげで無事に注文をできた俺たち。俺は満面の笑みで比呂の顔を見た。 しかし、その1秒後、俺の笑顔は凍るのだった。 『それではメニューの確認をさせていただきます。こちらのピンクのお客様が(熱い夜に愛し・・・』 『すみません。エビフライ定食にしてください』Post at 22:27 |