2006/8/26 (Sat.) 08:09:45
『徹夜でTシャツ作ったはいいけど、一生懸命だった俺たちの熱意が結果に現れてねえ気がしね?』
『だからさ、二日目で女子高生やっちゃたからアレだったんだよー。客にも受けてたし。』
『客って・・あの人らはバスケ見に来てただけなんだけどね。』
『つか、紺野の絵のセンス、微妙じゃね?』
『パクるならもうちょっとましなパクリ方があるんじゃないかと。』
『これ着て募金に行くらしいよ。4人で』
『うーそーだーろーーーーー!!!!』
『俺小銭あんまもってねえよ。』
『そういう問題じゃねえだろ。』
『・・で、こんにょは、どこにいったの?』
『こんなの着るの嫌だとか言って、散歩にいったよ』
『『逃げたの?!』』
がちゃり。ばたん
『朝ごはんを買ってきた。』
『なんだ、紺野ちゃん。てっきり逃げたのかと。』
『逃げるっ?何から?!』
『己の遺産からにげたのかと。』
『・・遺産・・・なに・・は?この絵?なんで!かわいいじゃん!!』
『センスやばない?』
『ううんっ!比呂の絵は最高だよ!』
『ユッキーは寝てないから感性がバグってるね。』
『幸村そういうとこあるからね。』
『それ、ほめ言葉?(にっこり)』
コンビニで買ったご飯を配って、みんなでいただきますをする。
『で、誰がどれを着るの?』
『俺、ラブはいやだ。』
『おれもいやだ。』
『俺は別にいいよ。』
『じゃあ、小沢がラブね。』
『ラブが一番小さい子ってのがうけるね。』
『『『ちいせえな〜愛が!って?』』』
『じゃあさ、紺野ちゃんが麦T着れば?』
『やだよ!まるで俺が麦みてえじゃん。』
『それは誰が着ても同じことじゃん』
『似て非なりだよ。俺は、ユーがいい』
『似て非なりってなんだよ。俺だって麦ってのはいやだよ。』
『俺は小沢の隣がいいからアイにしてもいい?』
『じゃあ浅井が麦でいいじゃん。』
『なーーーんで!俺だってユーがいいよ。』
ユーでも麦でもどーでもいいだろ。
じぶんのTシャツが決まったので、美味しくご飯を貪り食う小沢とユッキー。
『やだよ絶対。麦Tなんか着たくないよ。』
『でも、麦Tノリノリで作ってたの紺野ちゃんじゃん。』
『浅井だって、あれじゃん!「配色がいいね(浅井声)」「イラストが斬新だね(浅井声)」とか言ってたじゃん!!!』
『あんなのお世辞に決まってるじゃん!』
『やめてーーーーー!!!!』
小沢が見かねて、意見を出す。
『じゃあさーこうしねえ?』
『?』
『やっぱ最初の文字だからさ、イケメンが着る方向で』
『『それなら俺が。』』
・・・・。
『何だよメガネばかっ!!お前なんて、末端のTシャツ着ろ!』
『うっせー!体育ばか。イケメンの座は絶対ゆずらねえ。』
『お前はキャラがオチキャラなんだから、最後でいいの!』
『はあ〜?!そういうお前が落ちキャラだろっ!』
『『つか、言い合ってるうちに試合終わっちゃいそう。』』←朝飯チーム
『『・・・』』←自己中チーム
男子の会話
